マキャ芹ズム

過去の自分の恐れを倒してゆけ

【感想】超新星フラッシュマン

ここ最近私のTLでフラッシュマンについての話題をよく見るが、見事に賛否両論。

私も自分の意見を言いたいので数日前から密かに見直していたフラッシュマンの感想を書いていこうと思う。

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結論から言うと

 

駄作。

 

初見の時は、直前にスーパー戦隊でも最底辺の駄作と名高いダイレンジャーを完走したばかりだったのでかなり楽しめたがいざ今見直してみるとかなり粗が目立つ。

 

「肉親探し」について

これ、本作のメインテーマだよね?

確かに地球に来た目的は「メス撃破」だけどさ、それにしても もっと必死になって探そうとは思わないの?

ちょくちょくそれっぽい回はあっても誤認誤認&誤認オチばっかり。まあそう簡単に見つかるのもアレだけどメインテーマの割にぞんざいな扱いだなー、という印象。

一応、幼少期にエイリアンハンターに拉致された孤児なのだが、あまり孤独感や悲壮感は序盤では感じられなかった。

5人とも成熟しきった大人なので尚更危機感を感じなかった。

孤児としての孤独や悲しみ、絶望感などがほとんどないのに誤認オチばかりやられてとても「雑だなぁ」と感じた。

そもそも本来主人公であるはずのジンの肉親探しの回が一回も無いって酷くね?

結局見つかったのはサラだけでした(* ´∀`)

 

はぁ?

 

 

敵組織、敵幹部との「因縁」

はっきり言おう。無いに等しい。

だって5人を誘拐したのってメスじゃなくてエイリアンハンターじゃん。

しかも幹部ではなく一般エイリアン。

1話こそメスに強い復讐心を燃やしていたけどそれ以降は特にそういう台詞はなし。

エイリアンハンターのカウラーもフラッシュマンに対して特に因縁を感じていない。

これは燃えませんわ…

 

 

時村博士関連

「思い出した!実は娘だった!」

この台詞でドン引きした人も多いだろう。

実の娘の性別など誰が忘れるものか。

だがこの男は忘れていたのである。

博士もだが奥さんも大概である。腹を痛めて産んだ実の娘を「本当に覚えてない…」 のは流石におかしい。

時村一家が襲撃された時にジンとダイが「父さん!」「母さん!」と呼んでいたシーンを思うと「実は娘でした」と言われた時はハラワタが煮えくり返った。

 

…なぁ、煽りとかじゃなくて単純に疑問なんだがこれ本当に曽田さんが書いてるのか?

 

これは個人的な意見だが時村博士には

みんなのお父さんでいて欲しかった。

誰の肉親という訳でもなく、フラッシュマン5人の親として接していた時の時村博士が好きだったので終盤の展開はかなり辛かった。

 

 

壮絶な最終回

色々言いたいことがある。

 

・時間の経過が非常に速い

これは観た人ならわかるので省略。

 

反フラッシュ現象

一応伏線らしきものは第1話からあった。

地球に行こうとする5人をフラッシュ星人が呼び止めているシーンだ。

逆にそれ以外の伏線は見当たらなかった。

まあ、恐らく締まりの無い物語をハードにするために適当にでっち上げた後付け設定というのが妥当な所だろう。

はぁ、こういう唐突に出てくるあざといシリアス要素いらないんだよなぁ…

 

 

・「主人公」が言うべき台詞

ケフレン「この遺伝子シンセサイザーでずっと地球にいられるようにしてやる」

魅力的な提案をするケフレン。

だが即座にサラが啖呵を切る

「多くの命を傷つけ、弄んできた遺伝子シンセサイザー…そんなものの力を借りるわけにはいかないわ!」

とても熱く深い言葉だ。だが本来この類の台詞は主人公が言うべき台詞なのだ。

終盤、伏線も何も無い状態で意外性のためだけに」 時村博士の娘設定になったサラ

本来ならリーダーであるジンが言うべきなのだが、どうやらこの作品の主人公は49話で突然サラに交代していたようなのでまあこれは目を瞑るとしよう(白目)

 

・バッドエンド

これが一番の不満である。しかもこのバッドエンドは関しては視聴者に悲劇性を無理矢理感じさせようとするある種の「あざとさ」全開のチープなバッドエンドである。

確かにまだ希望はある。が、フラッシュマンは冷凍睡眠に入った。極端な話だが「これは死を暗示してるのでは?」と勘ぐってしまう(まあゴーカイジャーで生きてたけど)

あまりにも悲しすぎる結末だ。

♪戦い済んだら 笑顔だけさ 

フラッシュマンの歌詞の2番である。

なんでこんな事になっちまったんだ…

あーもうむちゃくちゃだよ

結論を言うと

かなり後味の悪い最終回 だった。

 

それでもこの最終回でも光る部分はあった。

 

 

この最終回で好きな部分

・ダイの優しさ

ここは素直に感動した。自分だけ親がわかって複雑な心境のサラに対して

「馬鹿だなぁサラ。俺たちは誰か一人でも親が見つかればそれで嬉しいのに」

あったけえ…こんな壮絶な状況でこんな事が言えるってすげえよ…

私はここでダイの事が本当に好きになった。

 

・本来の目的は果たした

地球に来た目的はあくまでも「改造実験帝国メスの撃破」なので残り時間をサラは親に会うことよりメスとの戦いに使う事を選んだ。

ここは素直に評価したい。

 

 

 

 

 

最後に

ここまで酷評したが私は「超新星フラッシュマン」という作品が大好きである。

魅力的な設定、スーツやメカや獣戦士のデザイン、かっこいい劇伴。

正直脚本以外は百点満点と言っていい。

冒頭で「最底辺」と言ったダイレンジャーも同じような理由で大好きな作品だ。

 

ならなぜここまで酷評するのか?

その理由は

 

’’愛しているからこそ許せない ’’

 

からである。