マキャ芹ズム

過去の自分の恐れを倒してゆけ

無敵鋼人ダイターン3 第10話「最後のスポットライト」

最近ダイターン3を見返しているのだが、かなり面白い。

序盤のエピソードの中でも特に気に入っている第10話を紹介しようと思う。

 

最後のスポットライト

あらすじ

映画監督にして最強のアクションスター・ウォンローは万丈との戦いを撮り史上最高の映画を制作しようと企んでいた。

ビューティとレイカはその彼のファンであり、撮影会の観客として参加した。

ビューティ達が万丈のアシスタントであると気付いたウォン・ローは彼女を出演させようとするが、万丈がそれを阻んだ。

彼はウォン・ローがメガノイドである事を知っていたからだ。

彼の登場はウォン・ローにとって予期せぬチャンス。正々堂々の決闘が出来るからである。

だが彼のマネージャーは万丈を倒す事より最高の映画を撮る事にお熱なウォン・ローへ不満を抱いていた。

ドン・ザウサーも彼に怒りを抱いているようでマネージャーへ指揮権を託した。
「万丈、お前はダイターン3を呼べ。これから貴様と俺で世界最高のアクション映画を作ろうじゃないか」
「しかもウォン・ローが死んでいく。となればファンの女の子は泣いて悲しんで大入りは間違いなしだな」
「いやいや、私よりも美男子の君が死んだ方が大入りと思うよ。波乱万丈な運命が遂に破嵐万丈を死に追いやると宣伝してあげよう」
「よく言う……!!」

万丈は遂にウォン・ローから決闘を申し込まれる。ダイターン3とメカボーグと化したウォン・ローの巨大対決だ。闘技場に撮影用のセットが組まれ、決闘が始まろうとしたその時、突如デスバトルが現れた。操縦するのはマネージャー。映画撮影を邪魔されたウォン・ローと、単にメガノイドを憎むダイターンの活躍でデスバトルは粉砕された。
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ダイターン3とウォン・ローの激闘が続く。最初はダイターン3を圧倒していたウォン・ローは徐々に逆転されていく。

これで勝負はついた。これ以上戦う意味は無いとウォン・ローを制止する万丈だが、ウォン・ローは戦いをやめない

「私はコマンダーとして貴様と戦うのではない。映画の中で格闘技の極め付けを見せたかったのだ…自分の力でアクションスターの座を手に入れたかった。だがどうだ!私はメガノイドの力を借りてスターになった。わかるか万丈……メガノイドの力でスターになったこの虚しさが。子供の頃からの夢がこんな形で…」
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映画スターとしてエンドマークの入った極めつけのアクション映画を残していかなければならないのだ。例え筋書きが変わってもだ!」

朝焼けを背に両者の蹴りが炸裂する。

ウォン・ローが落ちていく際サンアタックが彼を捕え、ダイターンクラッシュが風穴を開けた。

メガノイドである彼を憎む訳ではなかった。映画スターとして最後の花道を飾らせたかったのだ。
この戦いは映画として公開され大ヒットを記録した。

ダイターン3対ウォン・ロー。彼にとって最期の作品として……。
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本当の意味での「スター」

コマンダーの権力は剥奪されても最後までアクションスターとして戦ったウォンローの勇姿はとてもかっこよかった。

ウォンローを撮影するスタッフたちからも映画屋魂が伝わってきてGOOD。
彼の夢はメガノイドになる事でしか実現できなかったが、彼のファンはそれでも彼をスターと認め、中には13回も映画を見た人も

ファンは映画スターのしてのウォンローに惚れたのであって、人間だろうとメガノイドだろうとウォンローには変わりないのだ。

ダイターン3の中では比較的暗い回だが、それでもちゃんと救いのあるラストなのが「白富野・ダイターン3」の長所だろう。

 

文句無しの神回だ。